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「不登校とはどのような状態?」あなたの子どもは今どの段階!?

こんにちは。不登校支援センターです。

前回の記事でお伝えしたように
今回のお悩み解決メソッドでは
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不登校とは
どのような状態を示すのか?
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を少し掘り下げて
一緒に考えていきましょう。

早速ですが、質問です。

皆さん『不登校』とは、
どのような状態だと思いますか?

一週間学校に行かなかったら
「不登校」でしょうか?

数日休んで登校し、
また休むという五月雨登校は
「不登校」ではないのでしょうか?

文部科学省の調査では
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何らかの 心理的、情緒的、身体的あるいは
社会的要因・背景により、登校しない
あるいはしたくともできない状況にあるために
年間30日以上欠席した者のうち、
病気や経済的な理由による者を除いたもの
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を「不登校児童生徒」と定義しています。

この定義では、
年間29日間の欠席は
不登校とはならないのです。

この点に違和感を感じる方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

私たち不登校支援センターは、
不登校を理解する際
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学校にいけない
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のではなく
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叶えたい目的や、避けたいことを
達成するための方法として、
学校に行かないという手段(不登校)を
(無意識に)とっている
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と考えます。

つまり、
叶えたい目的を達成するための手段が
「学校に行かない(不登校)」という行動
ではなく別のやり方で⇒
見つかれば良いですし、
目的そのものを変えて持つことも
不登校を解消するための
ひとつの対応だと考えます。

ここで、事例をお話いたします。

以前、当支援センターにきていた
中学2年生の女の子のお話です。

夏休み明けのある日、
女の子は突然

「学校に行きたくない」

と言いました。

親御さんが理由を聞くと
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夏休みの宿題が
終わらなかったから、
行きたくない
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と言うのです。

あまりに頑なに登校したくない
と訴えるため、
親御さんは学校に相談し、
課題の提出期限を延ばしてもらいました。

その旨を伝えると、今度は
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通学時間が長いから行きたくない
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と言うのです。

そこで親御さんは、
朝は、車で学校まで送ると
約束をしました。

それを聞いたお子さんは
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学校の制服が嫌だ
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先生の顔が嫌いだ
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給食がおいしくない
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と次々に学校へ行かない理由を
言い始めました…。

宿題が終わらなかった子が
全員学校にいけないかというと、
そうではありません。

また、
通学時間が長くても、
制服が気に入らなくても、
登校する子もいます。

そのため
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学校に行けない原因
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を考えるのではなく、
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学校に行かないという行動で、
この子はどのような思いを
叶えようとしているのか?
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と、お子さんの目的に沿って
考えていく必要があるのです。

この女の子とお話をしていると、
この子は、
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学校での評価や先生からの評判
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をとても大切にしており、
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宿題が終わらなかった時、
周りの人は自分のことを
どう感じるのか?
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という点を心配していることが
分かりました。

そこで、当支援センターで実施する
カウンセリングの中では
周りからの評価と同じように、
彼女自身が自分を大切にする、
自分に肯定感を持つことができるように、
共に考える時間を沢山設けました。

すると、中学3年生の夏休みには
課題が十分終わっていなくても
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これくらい何とかなる
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と、いい意味で気持ちを緩めて
登校することができるようになっていました。

このように、
お子さんの気持ちに寄り添って、
『どのような心の状態であるのか』
を理解しようとする姿勢が、
お子さんの行動や心境の変化に
大切になってきます。

「学校に行かない」
という行動の背景には、
どのような目的があるのでしょうか?

その目的を達成したいお子さんの
心情はどんなものでしょうか?

こうした点を、私たちと一緒に考えてきましょう。

前回の記事では、
お子さんの価値観や感性によって、
アプローチが異なるとお話をしました。

今回は、さらに不登校の状態が
どの段階であるのかによっても、
支援の方法が異なるという点もお伝えします。

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登校渋りが見えるが、
学校に行っているお子さん
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不登校が長期化しているお子さん
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それぞれの心の葛藤や
ストレスの感じ方は
全く異なります。

その為、それぞれのお子さんに対して
適切な対応をしていくためにも、
現在お子さんが
【不登校のどの段階】にいるのか?
を考える必要があるのです。

当支援センターでは
お子さんの心理を理解するための指標として
不登校のお子さんの行動や目的を、
葛藤の度合いによって
以下のように6つの段階に分けています。

【不登校の6段階】
1.予備期
2.初期
3.本格期
4.安定期
5.登校刺激時期
6.経過観察時期

この6段階は、
お子さんが訴える身体症状や
心の葛藤の割合などをもとに
段階分けされています。

次回から3回にわたり、
それぞれの時期に
お子さんが示す特徴や反応について
お話していきますのでご覧ください。

最後までご覧いただき
ありがとうございました。

お悩み解決メソッドを運営する
不登校支援センターをご活用ください。

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