こんにちは。不登校支援センターです。
前回に引き続き、今回も
「親子関係の5段階」について
一緒に考えていきましょう。
では、早速。
親御さんから認められたい。
という気持ちがある「称賛の要求」時期に、
気持ちが満たされないと、
お子さんはどうしても
親御さんからの注目が欲しくなり、
不適切な行動で関心を引こうと
「注目の喚起」の段階に入る。
というお話でしたね。
では、注目の喚起の段階から
親子関係はどのように
変化するのでしょうか?
次の段階は「権力争い」です。
「権力争い」というと、
臨戦態勢や怖いといった印象がありますね。
この段階のお子さんは、
周囲の人に対して反抗的な態度を
取るようになります。
暴言を吐いたり暴れたりと、
今までの段階にはない
変化を見せる時期です。
お子さんは何とか自分の価値観を
親御さんに理解してもらおうと、
親御さんの価値観や主張を否定します。
そして親子関係の上で、
どちらが主導権を握っているのか?
を定かにしようと価値観同士を
感情的にぶつけ合って喧嘩をするのです。
「権力争い」の段階では、
ご家庭内で争いごと、
言い合いや喧嘩が頻発します。
親御さんとしても
争いを止めるにはどうしたらいいか?
とお悩みになる時期ですね。
この争いには、
真正面から対決するのではなく、
喧嘩の土俵から降りるしかないのです。
お子さんとの争いに
「勝つ」ことを目標にするのではなく、
「引き分け」を狙うことが大切になってきます。
親御さんが感情的にならず、
冷静に話をしようという姿勢を持つと、
親御さんを見たお子さんも
徐々に冷静さを取り戻すことができるのです。
しかし…
目的は主導権を奪う事ではない。
勝つことではない。
と頭でわかっていても、
中々冷静な態度をとることは難しいですね。
だからこそ、私達がいるのです。
親御さんとお子さんの双方が
冷静な姿勢で向き合うためにも、
第三者の力を借りてみることを
選択肢として考えていただくのも良いと思います。
そして、次に。
「権力争い」が続くと、
どのようになるのでしょうか?
そうです。
次は「復讐」の関係性になります。
親御さんに対して、
気持ちを理解してほしい、
認めてほしいという思いが
溢れるあまり、復讐という形
親御さんを傷つけてしまうのです。
例えば…
自傷行為や非行行動、引きこもりなども
親御さんへの当てつけ。
親御さんを困らせてやろう。
という復讐心で行っている場合も考えられます。
ここでは
「あなたがそんな事をしても、
私は困らない」
という態度をとりつつ、
お子さんにしっかりと寄り添っている
という姿勢を貫くことが
大事だと言われています。
このように、復讐関係の解消は
親御さん単独で実施することは
とても難しい事が多いです。
なぜならば、
お子さんは自分の『健康』や『命』をもって
親御さんに訴えかけてくるからです。
その為、この段階のお子さんであれば
専門家に相談しながら進めていく
という解決ケースが多くなっています。
そして、「復讐」段階が過ぎると、
関係性は最後の段階
「無能力の誇示」になります。
この段階は、
親御さんに対しても対外的にも、
無気力な状態を示し
「自分に何も期待しないでくれ」
「自分は何もできないから、
関心も示してくれなくていい」
という、ふさぎ込んだ姿勢になります。
親御さんとお子さんの間で
関係性の架け橋が
無くなってしまった状態です。
この段階のお子さんには
「親御さんを諦めさせたい」
という目的があります。
そのため
「私はあなたと向き合うことを
諦めていない」
という根気強い姿勢を
示すことが大切になっていきます。
そして、親御さんと同じように
第三者にもあなたを諦めない人たちがいるということ
周囲の人がお子さんを必要としていること
を示すという意味でも
ご家族以外の人との関わりも重要になってきます。
いかがでしたでしょうか?
前回と今回で親子関係を
5つの段階に分けてお話致しました。
今回お伝えした
4段階目の「復讐」
5段階目の「無能力の誇示」
この2つは、
その他の3つに比べ特に
親御さんとお子さんだけで
良好な親子関係を再構築することが
とても難しくなります。
この2つの段階は、
第三者による介入が大切になります。
今回も最後まで
お読みいただきありがとうございました。
今、ご家族とそれぞれのお子さんの関係性は
どの段階にありますでしょうか?
親子関係がどの段階か?
その段階がわかるからこそ
効果的なアプローチが可能になります。
不登校支援センターでは、
皆様の段階に応じた接し方を一緒に考えていきます。
ご家庭内だけでは
どうしたらいいかわからない…
こういった時は、
どうか私たちにお声がけください。
ここまで8回にわたって、
お子さんに適切なサポートを行うために
必要な視点についてお伝えしてきました。
そして最後にもう1つだけお伝えさせてください。
不登校で悩みを抱える方々へ。
どうかお一人で抱え込まないように。
まずは、1歩を踏み出すことが重要です。
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