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中学生の不登校が増加、長期化しやすい理由(2)

こんにちは。不登校支援センターです。

今回は、中学生のお子さんを持つ
ご家庭向け記事の3回目となります。

前回は、
なぜ中学生になると…
・不登校が増えるのか?
・長期化しやすいのか?
ということについてお伝えしました。

今回は、その続きをお伝えしようと思います。

具体的な内容は
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思春期の状態にある中学生のお子さんに対しては
どのようなアプローチが大切なのか?
特に第三者に関わってもらうことの大切さについて
実際のカウンセリング事例も交えながら
お伝えしようと思います。
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当支援センターに
ご相談に来られている中学生のご家族のお話です。

そのご家族の方から、お子さんのことで
よくこんな話をお聞きします。

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何か悩んでいることがないか話をしようとすると、
自分の部屋に入っちゃうんです。
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食事のときに会話をしようと思うんだけど、
ずっとスマホばかり見ていて
なかなか会話が出来ないんです。
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LINEの一言書き込む欄に
意味深なこと書いてるけど、
聞いても何も話してこないんです。
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親御さんとしてもなかなか話をすることも難しく、
学校の話ではなく何気ない会話をすることも
難しいご家庭もあるようです。

しかし、一方で、カウンセリングで
中学生のお子さんと話をしていると、
こんな言葉を聞くこともあります。

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実は、学校で
1人になることが多くてしんどい。
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プレッシャーになるといやだから
親にはまだ言ってないんだけど、
2学期からは教室戻ろうと思う。
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先生にはとりあえず来月から行くって
言ったけど行ける気が全然してない。
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今お伝えした発言は、
単に不登校専門カウンセラーが
子どもの心を開くのが上手、
ということだけで説明がつくのでしょうか。

もちろん、不登校専門カウンセラーは
お子さんやご家族の気持ちに寄り添い、
一緒に前に進んでいくサポートができる
存在ではあります。

しかし、それだけが要因ではなく、
そもそも、中学生のお子さんには
カウンセリングという形が
合っているのだろうなと。

というのも、
思春期とは大人になるための準備期間
というお話をしたと思います。

それは、
これまでの子どもとしての自分から脱皮し、
大人としての新しい自分を確立する、
そんな時間でもあります。

だから、子どもからすると、
親御さんには自分の成長を見せつけたい。
そんな気持ちの一方で、
子どもとしての自分を知られていることは
どこか恥ずかしかったりする気持ちも持っています。

そこが親御さんに対して
相談しにくい理由の一つでもあるのです。
これは、前回の記事でも触れた
成長過程にあるからこその悩みですね。

今回の記事の最後となりますが
「カウンセリング」というものについて
少しお話させていただきます。

「カウンセリング」というと
「悩みを聞いてもらってアドバイスをしてもらうこと」
このようなイメージを持っている方もいるかと思います。

これだけだと、知り合いの方とか、
お友達とかでもできそうですよね。
わざわざ利用する意味はあるのかなと
思うかもしれません。

では、不登校支援センターが行う
「カウンセリング」は、何が違うか?

「カウンセリング」というのは、
日常生活からは切り離された、
これまでの自分の人間関係とは全く関係のない
空間の中で行われます。

その中で、カウンセラーとクライアント(相談者)は
カウンセリング関係を築き、一緒に問題解決に取り組んでいきます。

その為、「カウンセリング」の時間に何を話しても
———-
こんな相談したらどう思われるだろう?
———-
明日からも今まで通り接してくれるかな?
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など、自分の友達に相談した時に
感じる不安や悩み事は一切ありません。
また、学校生活に影響が出ることもありません。

そういった心配をすることがないので、
親御さんだけでなく、お子さんも安心して、
今抱えている悩みを話しやすいのだと思います。

いかがでしたでしょうか?

今回は、中学生のお子さんとかかわる難しさ、
第三者がかかわる大切さをご紹介してきました。

次回のお悩み解決メソッドでは、
中学生にとって大きなライフイベントであり、
生徒の心理面にも大きな影響を与える
「高校受験」についてご紹介したいと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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