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「親子関係の5段階理解その1」あなたの子どもは今どの段階!?

こんにちは。不登校支援センターです。

今回から2回にわたって、
皆さんとお子さんとの関係性を理解するために
「親子関係の5段階」について
お伝えしていきます。

今回は、
———-
一段階目の「称賛の要求」
———-

———-
二段階目の「注目の喚起」
———-
について説明いたします。

まず「称賛の要求」について
説明いたします。

早速ですが、
1つワークに取り組んでみましょう。

皆さまのお子さんが
小さかった時のことを
思い出してみてください。

つかまり立ちをした。

一人でご飯を食べた。

トイレができた。

このような場面で皆さんは
どのように反応したでしょう?

どんな小さな成長でも、
ご家族にとっては大きな変化であり、
お子さんの成長を喜び、
とても褒めていたのではないでしょうか?

お子さんは小さいころの
・褒められた
・認められた
という記憶を大切にしています。

そのため、
自分の成長や変化を
親御さんに気づいてほしい、
そして労い認めてほしい
という気持ちが強くあるのです。

親子関係の
「称賛の要求」段階において、
お子さんは親御さんから
「褒めてもらう」
「労ってもらう」
ことを強く求めています。

そのため
「良い子」を演じて、
なんとか自分を認めてもらいたい
と努力をします。

例えば、
———-
お手伝いを積極的にして、
親御さんからの反応を見るような
姿勢を取る

学校の成績や部活動の成果などを
強くアピールする
———-
などです。

お子さんが何か良いこと、
素晴らしいことをした際
「よくできたね」
「偉いね」
と声をかけたくなりますね。

しかし、

出来たこと、頑張ったことについて
「褒める」や「労う」
という声掛けの場合、

お子さんの意識は
「褒めてくれる人、労ってくれる人」
に向いています。

つまり、

褒められなければ
行動しなくなり、

褒められないと
ストレスが溜まるようになるのです。

では、どのような言葉が
お子さんの称賛の欲求を満たしつつ、
お子さんが自分自身を
見つめるきっかけになるのでしょうか?

お子さんに
「感謝の気持ち」を伝えてみるのは
いかがでしょうか?

「お手伝いしてくれて、
ありがとう。
お母さん嬉しいな」

感謝を伝えられると、
相手から感謝されているのは
「自分」であり、
自分自身に焦点が当たった
物事の見方、捉え方が
自然と身に付きます。

すると
「僕は誰かを助けることができるんだ」
という気持ちが生まれ、
自信が芽生えるのです。

または、成し遂げた成果ではなく
プロセスを労うのはいかがでしょうか?

「遊びたかった気持ちを我慢して、
自分で勉強をしようとしたんだね。」

「大会で勝てるようにと、
沢山練習をしてきたんだね。」

勉強ができた!
大会で優勝した!
という「結果」を認めるだけでは、
結果が伴わなかった場合、
自分を認め、自分自身を労う
という気持ちを持ちにくいものです。

しかし…

結果までのプロセスに焦点を当て、
気持ちに寄り添うことで

「自分は結果を出すまでの過程で、
努力をした。頑張った。」

という肯定感を持てるようになります。

称賛の言葉をかけてあげたい場面では、
少し立ち止まり

「誰かの役に立てたこと」

そして

「その結果までお子さんが努力した、
頑張ったプロセス」

を認め、感謝の気持ちとして
伝えてみてください。

こうした言葉が、お子さんの心に
「自分には力がある」
という自信を生むのです。

しかし
「今までプラスの声掛けをしてきたのに、
子どもに響かなかった」

「どんな言葉をかけたらいいのか、ぴんと来ない」
という方も
いらっしゃることかと思います。

これまでのお悩み解決メソッドの記事で
「お子さんによって響く言葉が違う」と
お知りになった後では、
よりご自身の言葉に悩むかもしれませんね。

感謝が、どのお子さんにとっても
大きな勇気づけになることに変わりはありません。

しかし、もう一歩踏み込んで
「うちの子に届く声かけ、言葉」を
考えたい方は、一度私たちにご相談くださいね。

お子さんの様子や今までの皆さんとの関係を含めて
私たちも一緒に、
お子さんに響く言葉を考えてまいります。

さて、
・称賛されたい…。
・褒められたい…。
という欲求が満たされない場合
どうなるのでしょうか?

親子関係は次の段階である
「注目の喚起」に向かいます。

「注目の喚起」とは、
わざと不適切な行動を
取ることによって、
親御さんの注目を引こうとする段階です。

・わざと親御さんの前で
(兄弟)喧嘩をする
・部屋を片付けなくなる
・夜更かしをするようになる

などです。

学校に行かない。
という不登校も、
この注目の喚起にあたる
行動の一つと考えられます。

不適切な行動だと解っていても
「親御さんの注目を浴びたい」
という気持ちが表れている
とも受け取れますね。

「好き」の反対は
「嫌い」ではなく「無関心」というように、
お子さんにとって叱られるよりも
無視される方が、怖いのかもしれません。

つまり

「困らせて怒られる」
=(イコール)
「不適切な行動で
親御さんの気を引く」

よりも

「無視される」
=(イコール)
「称賛をもらえなかった」

こちらの方が
お子さんにとって寂しく、
ストレスになるのです。

「称賛の要求」の段階で、
適切にお子さんに対して言葉がけをする、
貢献してくれたことに対して
感謝の気持ちを伝えることで、
関係が「注目の喚起」に進むのを
防ぐことに繋がります。

では…
「注目の喚起」の段階を過ぎると、
どのようになるのでしょうか?

こちらの次の段階の親子関係は、
次の記事でお伝えいたします。

それでは、今回のお悩み解決メソッドは
これで終わりとなります。
今回も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。

お悩み解決メソッドを運営する
不登校支援センターをご活用ください。

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