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こんにちは。不登校支援センターです。

今回は不登校の解決事例をお伝えする
記事の4回目となります。

いかがでしょうか?
色々感じられる事もあると思います。

もし、今皆さまのお子さんが
不登校になっていて
この記事を読んでいる間も
悩まれているのであれば…

一度、当支援センターの
無料面談に来られませんか?

様々な事例を熟知した
不登校専門カウンセラーが
これからの関わり方
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解決していくのは難しいものです。

是非、この無料面談をご活用ください。

さて、少し前置きが
長くなってしまいました。

では、今回の解決事例について始めます。

今回は、当支援センターに
ご相談いただく内容の中でも
特に多くいただく「ゲーム」について
お伝えいたします。

もしかしたら…
皆さまのお子さんも
お家でずっとゲームばかりされていませんか?

本当に、心配されている親御さんも多くいます。
今回は、そうした事例についてお話していきます。

今回、お伝えする子どもは
中学2年生男子のA君です。

このA君がやっているゲームは、
インターネットに接続し
相手と戦うという
オンラインゲームでした。

インターネット上には、
多くの友達がいて、通話しながら、
ゲームをしていたそうです。

ゲームをしている時には、
部屋からは笑い声が
聞こえることもあったそうです。

そんなA君ですが、
親御さんとはあまり話さず
挨拶をする程度の関係。
でも、A君が欲しいゲーム等がある時には
都合よく話しかけてくるとのことでした。

カウンセラーは、A君の状況を踏まえ、
カウンセリングでは、
A君が安心して話せる雰囲気づくりを
目指しました。

それは、いきなり学校の話をするのではなく、
A君が得意なゲームの話をするというものでした。

「オレはそういう(FPS)系のゲーム
あんまりやったことないんだけど、難しい?」

などと、Aくんの好きなことへの
理解を深めていき、
ゲームをすること自体は否定しなかったのです。

こうした対話を重ねていくうちに、
A君が話す内容は、
単にゲームのレベルを自慢したり、
情報を交換したいというものではなく、
ゲームの話題を介して
「人との対話」を求めていること
が伝わってきました。

A君はネットゲームの世界に、
人との交流や人間関係を作る
ということを望んでいたのです。

カウンセリングの中で
「学校の友達はあんまりこういうゲームやらないの?」
と聞くと、
「何人かはいるけど一緒にやったことない。仲良くない」
と答えたそうです。

そこからゲームを通じて
徐々に学校の話や生活について
話すようになりました。

少しずつ、
『話しずらい』『考えたくない』
と蓋をしていたことを、
話せる心の余裕や
安心感を持つようになっていきました。

来談当初は、
親御さんが学校の話などをすると、
怒ったり、親御さんを無視するような
姿勢が多く見られましたが
徐々にそういった傾向が少なくなり、
カウンセラーとも親御さんとも
学校や進路の話、友達の話などを
自然とするようになっていきました。

カウンセラー
「ぶっちゃけゲームとか
ずっとやってると頭痛くなるよな」

A君
「ありますあります。すげー疲れるし」

カウンセラー
「オレも昔徹夜でゲームして、
次の日『あー、時間無駄にしたわー』とか
思うことがあったよ」

A君
「わかります。
そういう時ってなんかありますよね」

カウンセラー
「でも次の日…
またやっちゃったりするんだよね」

Aくん
「そうそう笑」

このような対話を通じて、
A君もゲームばかりしていて
時間を無駄にしている感覚、
「このままじゃまずいかな、もったいないかな」
という気持ちがあることがわかってきました。

そうした気持ちを自分の言葉でも話し、
意識できたことはA君にとって
大きなやり取りだったと思います。

こうしたやり取りを通して、
A君は徐々に沢山の変化を見せてくれました。

時に…

「好きなゲームでも、親御さんから監視され、
否定されると楽しく感じない」

という気持ちを話したり、

「ゲームをするならば、のびのびと楽しみたい。
今の学校に行っていない状況でゲームをするのは、
罪悪感がある」

といった心境も打ち明けてくれました。

このA君の自己開示
(自分の気持ちを素直に話すという事)を受け、

カウンセラーは
「僕はA君に、ゲームをするならば、
のびのびと楽しんでやってもらいたい。
そのためには、どのような事ができるだろう?」
と問いかけました。

このカウンセラーの言葉を受け、A君は
「自分は何をしたら、
100%ゲームを楽しんでできるだろう?」
と考え始めます。

カウンセリングの中でも、
これからの将来をどう生きていくのか、
どのような未来を過ごしていきたいのか
という話題も取り上げていきました。

そしてある日、A君は
「このままでは、ニートまっしぐらになってしまう。
そんな将来は嫌だから、
とりあえずゲームをやるのは、
ある程度『なにかしら』行動をしてからにする。」
という方針を立てたのです。

そして、その『なにかしら』を
A君は「半日学校にいくこと」と設定したのです。

親御さんも最初は、
いきなり頑張りすぎなのではないか?
無理をしすぎているのではないか?
と心配しましたが、
A君が自分で決めた計画を大切にしようと、

尊重して見守りました。

次のカウンセリングでA君は
「学校に半日行くのは無理だったけど、
二時間だけ学校にいった。
その後にしたゲームは、
いつもしているゲームより、
ずっと楽しかった」
と得意げに話したそうです。

A君は自分の行動を振り返り、
自分と向き合う中で
「やらなければならないことをやらずに、
ゲームだけしても楽しくないし、
将来も不安だし、自分が不幸になるだけで辛い。」
という事に気が付いたのです。

そして、何かしら行動をすることで、
好きなゲームが罪悪感なく楽しめる喜びや、
目標を達成した時の充実感を味わうようになりました。

しかし、ここで注意したい点もあるのです。

学校にいったご褒美に、
ゲームをすることを許すという方向に話が進むと、
「ゲームが出来なければ、学校には行かない」
という逆転の発想にもなりかねません。

大切なのは
「ゲームをのびのびとするためには、
何かしら行動をした方が
自分が心地よいのだと気づくこと」
です。

A君は、自分でこの点に気が付き、
学校にいくという行動をとり始めました。

すると、必然的にゲームをする時間は短くなり、
今はゲームの時間を自分で調整しながら
学校に通っています。

A君は、ゲームとの
良い付き合い方を見つけたのです。

ゲームや動画など、
子ども自身が夢中になりすぎている姿をみると、
ついついそれをなんとかしたくなります。

しかし、大切なことは、ゲームや動画など、
子どもはそれに夢中になることで、
どんな気持ちを満たしているのだろう
という視点で見てみることです。

A君は、ゲームを通して人と交流し、
対話の中から安心感や
楽しみを見出していました。

皆さまのお子さんは、
何かに没頭することで、
どのような気持ちを満たしているのでしょうか?

そこには、ゲームや動画などとも
上手に付き合っていく
ヒントが隠されているかもしれません。

今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

次回の記事では、
学校を休むようになってから、
お子さんが寝るのが遅くなったり、
起きるのが遅くなった。

こうした昼夜逆転について
お伝えいたしますね。

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